妻とふたりで桜見物

先日、近くの公園に桜を愛でに
歩いて出かけた。
休日の昼時だったが家族連れや若い男女で
賑わっていた。

海苔巻きおにぎりを私が握り、
途中のスーパーでおかずとビールを買い込み
妻と二人で出かけた。


昔は花見と言えば家族四人、車で行楽を兼ねて毎年出かけた。
多いときには週に2、3回は桜の名所を
廻ったものだ。


今年は娘も大学を卒業し遠方に就職していなくなった。
息子も専門学校に入学し親と一緒に行動する事はなくなった。

ここ数年は妻と二人になったが、やはり桜はいいものだ。
日本人の心情にあった花であるらしい。
花は桜木人は武士とういう言葉があったが
この花の潔さ、儚さ、美しさは他に類をみない。


葉をつけたまま養分を吸収しながら花を徐々に開花していけば
寿命も長いだろうが枯れ枝の様な状態から
一挙に花を開花させ咲き誇り、やがて数日後には力尽き一斉に
散らしてしまう。疲れきった身体を癒すように新緑の
若い葉を芽吹き身体の傷を手当てしていく。

この花だけが持つ生成様式。
日本人はこの桜の選択を潔しとして古の昔から
愛してきたのだろう。

この時期の日本の風景の美しさは世界に冠たるものだろう。

巣立ちの季節,方位は吉

桜もほころびはじめ、ここ南の地方都市も春の訪れを告げている。

最愛の娘が巣立っていった。

震災の余波が続く中、景気も全く先が見えない。
君は一人荒海をついて船出していった。
希望と夢に胸をふくらませ、笑顔で出て行った。

親として一体何が出来たろう。

君といられた22年間は私の財産だ。
今はただ君の幸せを祈る。

就職先はこの地方都市から北東に直線で約485km。
娘は本命星「三碧木星」月命星「六白金星」。

出発した3月30日は年盤で中宮に七赤金星が入り
北東は一白水星が廻座。一白は本命では生気で凶殺無しの大吉。

月盤でも中宮七赤、北東一白廻座。
月命は一白退気、凶殺無しで吉。

気学の転居方位取りでも大吉の船出だ。この日取りは
私が助言したものではない。就職先の企業が決定して
それにしたがった偶然の賜物だが、
まさにこれが企業と娘の相性の良さを物語っている。

ドアの外は吹雪でも君なら笑顔で歩いてゆけるだろう。

父も又、新たな夢を胸に・・。