【アジアの奇跡・マニーパッキャオ】衝撃の失神KO負け!

まさかこんなシーンを見ることになるとは。

私にとって今年一番の衝撃!

ラスベガスMGMグランド・ガーデン
日本時間2012年12月9日。

6階級制覇王者
マニー・パッキャオ。

因縁の強者マルケスとの4度目の一戦。宿命の対決。


ノンタイトル戦ながらそこいらの世界線など足元にも及ばない激闘となった。

ダウンの応酬、息もつかせない熱戦にピリオドを打ったのはマルケスの右カウンターブロー!

6回終盤、火を吹くような右パンチを腰の回転と右肘の返し手首のスナップを同時にきかせパッキャオの顔面を撃ちぬいた。
このパンチは見えない。

肘のバネを脇に溜め込みノーモーションからの爆裂カウンター!!

さすがのパッキャオも前のめりで食らったままの姿勢で崩れ落ち失神。
カウンターの真髄をみた!
パッキャオの強打を恐れないボクサーは世界にマルケスだけかもしれない。

尤も、カウンターパンチャーこそ踏み込みが重要なのは論をまたない。
カウンターパンチャーといえば足を使って逃げるイメージがあるが、
それは単なるアウトボクサータイプという事で、本当のカウンターパンチャーはインファイタータイプである。
マルケスがそれだ。

相手の踏み込みを見切ってほぼ同時に踏み込むと相手のパンチを肉を切らして交わしながら
渾身のパンチを骨も砕けと叩き込む。これで衝撃は2倍にも3倍にも増大する。

パッキャオは過去にKO負けはあるがこんな崩れ方は初めて見る。
パッキャオ信者の私は衝撃で凍りついた。まさかの光景である。

さすがは4階級制覇王者、マルケスの凄みを改めて思い知らされた。。
39歳、稀代のカウンターパンチャーは健在だ。