先日九重夢大吊橋に行ってきた。
今回も妻と二人だ。
日本一の歩行者専用吊り橋ということで
以前から気にはなっていた。
何が日本一かというと長さと高さが
供に日本一らしい。
写真では見たことはあるが
長さ390m、高さ173mのスケールのつり橋は頭では想像しにくい。
実際に行ってみると壮観であった。
山間の渓谷に2本の主塔がそそり立ち、塔の先端から
ワイヤーケーブルが優雅な放物線を描いて
力学的強度を感じさせるテンションを周囲に放ちながら
美しく張られている。機能美という言葉がうかんだ。
料金所で500円だったか、払って渡ってみると意外に通路幅が狭く
観光客は往き還りの客が一列どうしですれ違う。
九重の雄大な山並みを眺めながらも床板の隙間からは谷底がうかがえる中、
吊り橋は客の動きと風でゆらゆら揺れる。吊り橋の醍醐味といったところか。
メインケーブルから下がる無数のハンガーケーブルに触れ強度を体感しながら
休憩も含めて往復約30分の空の散歩は贅沢な時間であった。