新築時の吉相間取り企画の手順

吉相で家屋の新築の間取りを企画するのであれば、敷地購入の時点で
家相の間取りが吉相になるような土地形質の敷地を専門家に
診断してもらって慎重に選択する必要があります。

このブログでも敷地の吉相選択の記事を掲載していますが
その記事を参照して敷地は吉相だとして先に進めます。

建築設計は、もちろん建築士に依頼しないと素人では不可能です。
しかし、建築士の資格を保有していても「家相」に精通している
技術者は稀有です。

今回設計を依頼するについては、間取りは家相を考慮して下さい。
と要望を出しても市販の専門書等を参考にして、おざなりの
吉相間取り設計を提出してくる事は少なくありません。

実際には、膨大な法文で成り立つ建築基準法や施主の要望や
建築デザインや予算との兼ね合い等々だけでも、
纏め上げてプランを完成させる事は容易ではありません。

ましてやそこに「家相」の要素を網羅して吉相住宅に
仕上げるとなると、これは家相に素人の建築士は頭を抱える筈です。

施主が家相についてある程度の知識をもって出てきたプランを
確認する事が肝要です。

そこで今回はプランを吉相に仕上げる手順を解説しましょう。

土地にはキャパシティがあり「用途地域」「建ぺい率」「容積率」
「高さ制限」等々があります。

例えば・・・
用途地域は第一種住居地域、建ぺい率50%容積率100%
前面道路は8mで敷地の東南側で敷地の形態を矩形とします。

土地の面積は300㎡とします。

建物配置は建物を北側に寄せて隣地境界線から1.0m離隔する。
すると南側が空きますので庭とする。

西南の隣地境界線からも1.0m離隔して配置する。

道路境界線からは最低2.0m離隔する。


それを基準に150㎡の矩形を描いて下さい。

150㎡は土地に対して建ぺい率50%の最大矩形です。

その矩形の対角線の交点が建物の重心(中心)になります。

求めた重心に真北を描いて下さい。
その真北を軸に二十四方位割付家相盤を描いて下さい。

極力簡単に解説していますが、
ここらへんからちょっと専門的になってきます。
ヨロシイですか。

玄関は東南の道路からアプローチするので、
ちょうど矩形の東南部に配置すれば大吉となります。

玄関から入ってホールを設けてLDに繋げます。
するとLDは南配置になりこれも吉相顕現です。
これがまずは吉相家屋にする基本中の基本です。

後は鬼門、裏鬼門、宅心の「三所」に「三備」を配置しない。

鬼門の北東には長男部屋、勉強部屋、納戸等の吉相用途を
配する。

裏鬼門の南西には家事室、主婦書斎、高齢者部屋等の
吉相用途を配置する。

北には水回りを割り付ける。

北西には大吉の夫婦寝室や主人書斎を割り付ける。

西には女子の子供部屋を配置する。

サアこれで吉相間取り企画が纏まりました。

細かい部分は抜きにして、これを建築士に提示すれば
建築士も施主の見識に襟を正して、おざなりな吉相間取りプランは
提案してきません。

お試しあれ。