九州新幹線

九州新幹線鹿児島ルートが全線開通して7ケ月たった。

開通日は3/12だったが、不運な事にこの前日の3/11に未曾有の災害だった東日本大震災が起こった。当然、開通イベントは殆ど中止となりささやかな門出となった。

博多-鹿児島間を1時間19分で結ぶ。
10年くらい前に鹿児島の西田でマンションを設計し博多から毎週監理に通っていたが、当時は特急で4時間弱を要した。

工事期間は1年以上かかったので鹿児島の土地柄にも親しく馴染ませてもらった。
このマンションは分譲であったが吉相で計画したので形状はいたってシンプル。


家相では形状の欠けを禁忌の要素としていてる。
従って建物は平面的に凸凹の無い形となり建築学的にも吉相になる。
当時は売れ行き好調で完売まで早かった。毎週日帰りで往復8時間近くを通った。

私は読書が好きなのでこの時間は苦にはならないが長時間同じ姿勢なので工事が終わる頃には腰を悪くした記憶がある。

今年は私にとって鹿児島方位は吉方である。
工事が終った後は訪れていないが久々に観光を兼ねて行こうかと考えている。

博多祇園山笠

梅雨も上がり暑さも厳しさを増してくると、
山笠もクライマックスに入り15日の追い山の一点に昇華してくる。

例年、飾り山を一日かけて徒歩で見て回るのだが今日は仕事の都合で夕刻から妻と二人で繰り出した。
写真は駅前の飾り山である。今年は「大阪夏の陣」と題した山だ。

この南の地方都市には全国的に有名な祭りは多いが、この博多祇園山笠は歴史、雄壮、格式、、どれをとっても日本が世界に誇れる庶民の祭りであろう。

最クライマックスの追い山。静と動の差異による潜勢エネルギーの爆発を暴走することなく毅然たる節度を持って放出する。


そのエネルギーの放出が、見守る廻りの者たちに感動をあたえる。様式美とは静謐の中にだけ潜むものではなく躍動するエネルギーの中にも見いだせるものだ。絢爛たる山と男たちの放つ強烈な匂いに酔い体中をドーパミンが弾ける。観客は女性はもとより男性もその本質的官能美に武者震いを隠せない。

この時期はまだ静の期間で飾り山がこの街の各所に配されあたりを睥睨している。今日は夕方から回ったので駅前とキャナルシティの山を廻るともう時計の針は六時を指していた。

汗もかき腹もへったので駅前の「手羽屋」に入り生ビールで乾杯して料理に舌鼓をうった。
この「手羽屋」は料理は多彩でうまく、料金も手頃だ。妻は数回ここで痛飲しているらしいが、私は入ったのは初めてだ。

博多駅前には居酒屋は数多くあるがここは総合点で他店に勝る。今後は仕事でも利用したい。

九重夢大吊橋


先日九重夢大吊橋に行ってきた。
今回も妻と二人だ。日本一の歩行者専用吊り橋ということで
以前から気にはなっていた。

何が日本一かというと長さと高さが
供に日本一らしい。写真では見たことはあるが
長さ390m、高さ173mのスケールのつり橋は頭では想像しにくい。

実際に行ってみると壮観であった。
山間の渓谷に2本の主塔がそそり立ち、塔の先端から
ワイヤーケーブルが優雅な放物線を描いて
力学的強度を感じさせるテンションを周囲に放ちながら
美しく張られている。機能美という言葉がうかんだ。

料金所で500円だったか、払って渡ってみると意外に通路幅が狭く観光客は往き還りの客が一列どうしですれ違う。
九重の雄大な山並みを眺めながらも床板の隙間からは谷底がうかがえる中、吊り橋は客の動きと風でゆらゆら揺れる。吊り橋の醍醐味といったところか。

メインケーブルから下がる無数のハンガーケーブルに触れ強度を体感しながら
休憩も含めて往復約30分の空の散歩は贅沢な時間であった。

地元の春祭り

ゴールデンウイークには各地で祭りやイベントが開催されるが
この南の地方都市の祭りは全国的に知られていて毎年多くの人で賑わう。

私もこの祭りが好きで毎年出かけている。
メインのイベントは市民パレードだがそれ以外にも
市内のあちらこちらで大小の演舞台が設けられ
市民と芸能人が一緒になり舞台を盛り上げる。
沿道には多くの出店が立ち並び一日歩いて廻っていても飽きる事はない。

今年は久しぶりに家族四人が揃った。
娘も連休を利用して帰ってきた。息子もアルバイトの時間が空き従いてきた。

私の歩いて廻るコースは中心となるJRの駅を起点に気学の方位取りで
その年の相生相剋で決定するが今年は二黒土星方位を用いてコースを取り
500m以上歩いて緑や地面がある場所に移動する。
そこで必ず30分休憩して用意した地酒をお猪口に半分程度のみ緑茶を飲む。
本来ならその場で飲料に適した地下水が取得できれば
それを飲むのが最適だが、祐気取りが主体ではないのでそこまではしない。

それから市内を自由に散策して廻る。
去年は海浜エリアで地ビール祭りを開催していた。
満足した記憶があったので今年も期待して行ってみる。

しかし今回は出店数も少なくビール以外の食べ物の値段も法外に高い。
去年うまかったサザエの網焼きもない。
期待はずれでしかたなく、つまみと相生で二黒土星方位の
熊本の地ビールを買って飲んだ。これはうまかった。

今年も、決して過激ではなく雄壮でも無いが
まったりとした祭りを一日楽しんだ。

妻とふたりで桜見物

先日、近くの公園に桜を愛でに
歩いて出かけた。
休日の昼時だったが家族連れや若い男女で
賑わっていた。

海苔巻きおにぎりを私が握り、
途中のスーパーでおかずとビールを買い込み
妻と二人で出かけた。


昔は花見と言えば家族四人、車で行楽を兼ねて毎年出かけた。
多いときには週に2、3回は桜の名所を
廻ったものだ。


今年は娘も大学を卒業し遠方に就職していなくなった。
息子も専門学校に入学し親と一緒に行動する事はなくなった。

ここ数年は妻と二人になったが、やはり桜はいいものだ。
日本人の心情にあった花であるらしい。
花は桜木人は武士とういう言葉があったが
この花の潔さ、儚さ、美しさは他に類をみない。


葉をつけたまま養分を吸収しながら花を徐々に開花していけば
寿命も長いだろうが枯れ枝の様な状態から
一挙に花を開花させ咲き誇り、やがて数日後には力尽き一斉に
散らしてしまう。疲れきった身体を癒すように新緑の
若い葉を芽吹き身体の傷を手当てしていく。

この花だけが持つ生成様式。
日本人はこの桜の選択を潔しとして古の昔から
愛してきたのだろう。

この時期の日本の風景の美しさは世界に冠たるものだろう。

巣立ちの季節,方位は吉

桜もほころびはじめ、ここ南の地方都市も春の訪れを告げている。

最愛の娘が巣立っていった。

震災の余波が続く中、景気も全く先が見えない。
君は一人荒海をついて船出していった。
希望と夢に胸をふくらませ、笑顔で出て行った。

親として一体何が出来たろう。

君といられた22年間は私の財産だ。
今はただ君の幸せを祈る。

就職先はこの地方都市から北東に直線で約485km。
娘は本命星「三碧木星」月命星「六白金星」。

出発した3月30日は年盤で中宮に七赤金星が入り
北東は一白水星が廻座。一白は本命では生気で凶殺無しの大吉。

月盤でも中宮七赤、北東一白廻座。
月命は一白退気、凶殺無しで吉。

気学の転居方位取りでも大吉の船出だ。この日取りは
私が助言したものではない。就職先の企業が決定して
それにしたがった偶然の賜物だが、
まさにこれが企業と娘の相性の良さを物語っている。

ドアの外は吹雪でも君なら笑顔で歩いてゆけるだろう。

父も又、新たな夢を胸に・・。

東北地方太平洋沖地震

この度の3.11震災により被災された皆様に
心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

気象庁発表のMw9.0は1995年の兵庫県南部地震のMw7.2や
関東大震災のMw7.9を上回る大きな地震だった。

過去には1987年千葉県東方沖地震がMw8.7を記録している。
これは記録されている地震では最大規模だったが
深さ60km弱でフィリピン海プレート内部のスラブ内地震で
津波の影響も無く被害も少なかったので、今回の地震が
日本史上最大地震と言えよう。

もちろん1923年に発生した死者不明14万2千人、
建物全半壊12万8千戸の関東大震災が被害としては
最大である事は言うまでも無い。

東北沖で発生する地震は過去にも津波の被害が甚大である。
今回も被害の多くは大津波に街全域が襲われ逃げる間もなく
車ごと家ごと流されての被災だった。

デジカメや携帯電話の普及で地震時の映像がテレビやネットで
映し出されているが、不謹慎だがまるで映画の特撮をみている
錯覚を覚えてしまう。

津波の怖さはスマトラ沖地震の映像で認識はしていたが
今回は改めておもいしらされた。

私の運営している風水家相のHPの「土地相」のページに
土地と河川の離隔や方位については記述しているが
海洋と土地との風水的なベクトルについての記述は無い。

これは風水家相の故郷である古の中国においては大陸の為、
津波の概念がない。

河川については、定期的に氾濫を繰り返す為、
離隔や方位を定めている。

しかし、「エジプトはナイルの賜物」というヘロドトスの言葉は
航行だけに限ったものではなく、
ナイル川周囲の土地はその氾濫により肥沃な土壌に毎年生成され
人々はそこに種をまくだけで豊穣が獲得できた事の
意味が込められている。

風水では土地と河川は離隔を一定の尺度で規定はしているが、
河川を本質的凶意としていないのは同じ意味である。

風水で土地と海洋との関係をどう読み解くか今回の震災を受け
私も熟慮精査していかなければならない。

奇偶


山口雅也ワールドと言うべきか。
ジャンルは一応推理小説ではあるが、内容は形而上学を中心に量子力学、哲学、現代思想をベースにした作家である主人公と登場人物との対論が殆どを占める。

家相、風水とは関係の深い易経も登場する。いやむしろ易経が中心というべきか。

私も若い頃から現代思想には強く興味を持ち、フロイト、マルクスにかぶれ、文学ではドストエフスキー、太宰の作品は全て読破し、30歳過ぎからはソシュールに強く影響を受け、レヴィストロース、フーコー、ドゥルーズ、デリダ、等々。

この本は山口雅也の見識の深さがうかがえる本だが、物語は主人公の廻りで連続して起きる不可解な事件をめぐる推理形式で易経が重要なキーワードとして展開していく。導入部からぐいぐい引き込まれ一気に読み終える。

最近は昔に比べて読書量は落ちたがそれでも月に4冊は読んでいる。
その中でもこの本は現代思想や家相風水に興味を持つ方にはお勧めの一冊だ。


四神相応



風水地相
四神相応


自邸(マンション高層階)
バルコニーからの眺望。







東南から西南にかけては建築基準法での用途地域は二種住居地域で
住宅地が広がる。

これを風水の四神相応で診れば吉相になる。
南方は四神では孔雀が司り、平坦地が広がれば吉運上昇。

このマンションは取引先のデベロッパーが企画した物件で私がプランしたものだ。
もちろん吉相企画で。

実施設計は手掛けていないが吉相マンションとしてはまずまずの出来であろう。

分譲で販売したものを買って十年以上経過したが、吉運は良好である。

写真は東方向を撮ったものだが日の出を遮る建物は殆ど無い。
バルコニー正面は東南に向いているので家相は吉相顕現しやすく内部プランも吉相方位割が実現できた。

二黒方位に在る病院

持病の逆流性食道炎
逆流性食道炎をここ3年余り患ってどうも慢性化した様だ。
病院の決定は毎年の事だが相生相剋で方位を決める。

今年は私の祐気星では年盤、月盤、日盤を通じて相生の二黒土星を用いている。

2月3日までは年盤北東で現在御世話になっているT医院でいいのだが
2月4日からは年盤南の方位になるので今の内に決定しおかなければならない。

距離と目的で月盤日盤で微調整するが南30°範囲で主な利用目的地を探そう。
この時期、毎年の恒例だ。

初めまして、吉相研究所です。

家相は占いと同一視されている場合が多いと思われますが、全く別物と捕らえるべきでしょう。

家相、風水、気学、日本人なら何故か気になるワード。一般の人でも本やHPなどで興味を持ち研究されている方も少なからずいます。しかし基本は建築学。

まずは建築学を習得し建築資格も取得してから家相を論じるのが本筋です。
専門家なら尚更です。しかし素人同然の自称家相鑑定家もいるのも事実。

このブログでは新築計画やフォームに関して、
家相や風水を用いてより良い計画を推進する為の
役に立つ情報や日々の思いを掲載しています。

皆様の新築計画やリフォーム計画の一助になればと思います。